愛のままを

――「ぼくら~」と次の「愛のままを」は、なんか繋がってる感じがする。

カネコ たしかに。

――10曲目、11曲目とだんだんスピードを上げてく感じ。

カネコ そうですね。なんか「ドンドーン! エンディング!」みたいな。

――「愛のままを」には疾走感もあるけど、ちょっと休んでまた走り出すような感じもあって、それが交互に来るところがドラマチックだな、って思う。

カネコ そう。ドラムが♪ドンドン、タタタッ!って来るのも、なんかふざけてていいなー、って思う。あれ、面白いですよね。

――間奏に入るドラムのブレイクね。

カネコ そう、それがすごい面白くて、気に入ってます。これもライヴでやると「ワーッ!」ってなってくれる人がいるから嬉しい。

――盛り上がる曲だよね。

カネコ これがいちばん、「全部、愛ですよ」っていうことが言えてるのかもしれないですね。この曲は、ライヴでやるうちに、ライヴに来てくれる人たちのおかげもあるけど、シングルで出したばかりの頃とはちょっとずつ変わってきて、本当に曲が育ってきた感じがします。最近のライヴでは絶対やってるから。

――1番のセカンド・ヴァースで〈みんなには恥ずかしくて言えはしないけど〉って言って、2番のセカンド・ヴァースでは〈あなたには恥ずかしくて〉って言う。対象が「みんな」から「あなた」に変わる、この対比が素晴らしいな。「あなた」が集まって「みんな」になるし、「みんな」の中のひとりひとりに歌っているとも受け取れる。

カネコ そうですね。

――これを意識して書き分けたとしたら素晴らしいなと。

カネコ (笑)ここは……なんでだろうね。書いたのはすごい前だから、よく覚えていないんですけど。

――〈あなたには恥ずかしくて 恥ずかしくて 恥ずかしくて〉って繰り返すでしょう。そこでグッと気持ちが高まる。

カネコ そう(笑)、いいですよね。

――「言えはしないけど」はもう省略して、代わりに「恥ずかしくて」を3回繰り返すところにグッときちゃう人、多いんじゃないかな。これは「書けた~!」と思ったでしょう?

カネコ これはでも、そうですね。「書けた~!」と思ったし、事務所の社長に聞かせたときも「めっちゃいいよ!」って、すぐにレスポンスをくれたし。嬉しかったですね、書けたときは。

――今のカネコアヤノを象徴するような、「新たな代表曲誕生!」っていう感じ。

カネコ そうですね、そうなってほしいな。あと、最後のヴァースの〈みんなには恥ずかしくて〉のところで、♪ダダダダダジャーン! ダダダダ~ってなるところが、めっちゃ気に入ってて。

――ファズ・ギターもずっと鳴ってるし。

カネコ うん、上がる!

――またエンディングでファズ・ギターのちょっと長いソロが入って、うねりまくって最後にペダルを踏んで、ノイズで終わるのもカッコいい。

カネコ そうそう、キィィィ~!!!!!!! って(笑)。いいですよね。

――ノイズまで残したのは、「その方がカッコいいじゃん」ってみんなが言ったの?

カネコ なんだったかな、ノっちゃったから残したのかな。「いいじゃん、いいじゃん、残しとこう!」みたいな。うちらはそういうノリが多いんで。

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