カネコアヤノ『祝祭』オフィシャル・インタヴュー

カネコアヤノ『祝祭』
オフィシャル・インタヴュー

取材・文:北沢夏音

2018年4月25日にリリースされたカネコアヤノのニューアルバム『祝祭』は、2016年に始まる第2章を鮮やかにドキュメントした、私小説のような作品となった。フルアルバムとしては3枚目に当たる今作は、カネコ自身、「これが本当のファーストアルバム」と言い切る自信作だ。ギターの林宏敏(ex.踊ってばかりの国)、ベースの本村拓磨(Gateballers)、ドラムスのBob(HAPPY)、ギター/ヴォーカルのカネコという4人編成のバンドセットでレコーディングされた10曲に加えて、カネコのギター弾き語りを3曲収録。2つのスタイルで活動する最新の姿をダイレクトに反映した全13曲を通して聴くと、リスナーは彼女の心が揺れ動く様をすぐ傍で感じているような気持ちに駆られる。ここではその1曲1曲に秘められたドラマを紐解きつつ、カネコアヤノ本人による『祝祭』の全曲解説をお届けしよう。

前編

01. Home Alone
02. 恋しい日々
03. エメラルド
04. ごあいさつ
05. ジェットコースター
06. 序章

後編

07. ロマンス宣言
08. ゆくえ
09. サマーバケーション
10. カーステレオから
11. グレープフルーツ
12. アーケード
13. 祝日